◎取扱実店舗
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フランス生産を続ける最古のブランド
LE TRAVAILLEUR GALLICE(ル・トラヴァイユール・ガリス)の歴史は古く、1895年創業のEtablissments Gallice社が手がけるワークウエアとなっています。
フレンチワークウェアのシンボルである『モールスキン』を用いて物作りをするヴィンテージブランドは数多くありますが、その中でも1、2を争う屈指の古さを誇ります。
ガリスより少し歴史の古いアドルフ・ラフォンなど、多くのブランドがフランス製をやめてしまう中、ガリスは今でもキチンとフランス生産を行っております。
フレンチヴィンテージを現代に体現する稀有なブランドの一つです。
本物のフレンチワークウェアを現代に伝える。
このブランドのアイコンの1つがモールスキンを用いたワークウエア。
これに使われているモールスキンもこだわりのフランス製です。モールスキンはフランスを代表する生地の一つですが、
今ではフランスで供給できるメーカーはとても限られています。数少ないサプライヤーにあっても、
そのほとんどが生地は諸外国で機織りして染めだけフランスで…みたいなケースも多々。
フランス製の生地はとても高価で、そうしないと値段が合わないそう、、、。
トラヴァイユール・ガリスにおいてはどうでしょう。
ブランドの目指す『本物のワークウエアを現代に伝える』。その実現の為に1867年創業の老舗生地屋とタッグを組み、
当時のモールスキンを再現すべく研鑽を重ねています。 当然、生地も機織りから染色までをフランスで行っています。
モールスキンを使用したラインナップを特別に「BLEU DE TRAVAIL」と呼び、生地作りから縫製までの全ての工程をフランス国内で行っています。
正真正銘のフランス製といえます。
モールスキンの特徴
ここでモールスキンについて少しお話を。
モールスキンとはmole(モグラ)skin(皮)=モグラの皮に似た表情を持つ古の生地です。
今のようなハイテク生地が無い時代、その耐久性と堅牢性から特に製鉄所で用いられるようになった筋金入りの労働着用の生地です。
ヨーロッパのモールスキン、アメリカのデニムというイメージです。
モールスキンはいわゆるサテン織りです。その為表面に光沢感が表れます。
フレンチモールスキンは綿糸を高密度に打ち込み機織りをします。その為とても重厚で張りのある生地になり、
表面にわずかな光沢感をたずさえます。仕上がった生地は非常にタフで、
まさにワークウエア!ガシガシと着込んでもらうと非常に良い経年変化が得られると思います。
タフさだけで言えばデニムよりも丈夫かもしれないですね。
光沢感、そしてヘビーデューティーな風合いはフレンチモールスキンには必須のディテールです。
王道のヴィンテージディティール
”BLEU DE TRAVAIILE”と呼ばれるコレクションは当ブランドのアイコンとなっています。
その中でも、コレクションを象徴するモデルがこちらのLA VESTE と呼ばれるワークジャケット
本ジャケットの特徴は極めて王道なヴィンテージディテールを有している事です。
ひとつ目は丸くラウンドした襟のシェイプ。ビンテージ市場でも見かける事ができますが、40年〜50年代のフランスのワーク、
及びミリタリー系のジャケットによく見られる仕様です。近代的なポイントのとがった襟ではなく、全体的に丸みを帯びたやや大きめの襟を有しています。
襟腰のつかない一枚襟なので、柔らかい生地だと、ともするとペタンとした襟になってしまいがちですが、
モールスキンのような腰のある生地だと収まりもよく、前ボタンを開けても閉めても格好良いです。
ただの懐古趣味ではなく、ファッションとして見ても十分魅力的な仕様です。
次なる特徴は、小さなディテールではありますが、ポケット上部の縁取りです。いわゆるポケット口の補強の当て布がまっすぐではなくV字型になっています。
特に目を惹くディテールではないように思いますが、このV字型の補強布を持つワークウエアは極めて初期のモデルです。
シャレオツの国フランスといえども、ワークウエアに関しては効率を重視せざるを得ず、後期になればなればなるほど無駄が省かれていきます。
V字型の場合は別の布を用意して、取り付けて・・・と1工程増えますし、直線を縫うよりもV字の方が少しだけ手間がかかります。
上述の丸襟と合わせ、ポケット口がV字型だったら、年代物の、かつ良い仕事がなされている時代の商品であることが判断できます。
トラヴァイユール・ガリスの製品はこの古き良きフレンチモールスキンジャケットのディテールを踏襲しています。
彼らが思う、現代に伝えたい、本当の、そして一番いい時代のフレンチワークジャケットです。
伝統のリアルワークの工場で生産をしておりますので、悪く言えばラフ、よく言えば味出しまくりのディテールも楽しめます。このボタンホール、とても古い機械で作られています。
ボタンホールの中心部にほつれた生地のケバケバが見て取れるかと思います。
このボタンホールは、ボタンホールの形にステッチでかがりを入れた後、メスを落として中心の生地を切ります。
この方法だと中心に残った生地が写真のようにほつれて見た目は美しくありません。
これは、あえて中心に生地を残し、これをクッションとすることで直接ボタンがホール周りをかがったステッチにあたる事を防いでいます。
労働着が高級品だった昔のワーカーたちにとって、いかに商品が長持ちするかというのは非常に重要なファクターの一つです。
些細な差が大きな違いとなって表れてくることを先人たちは知っていたのでしょう。
サイズ表記もステンシルで簡素化されたワークウェアならではのディテールを感じることが出来ます。
タフなワークウェアならではの経年変化を味わう事が出来るジャケットです。
●経年変化について詳しい説明はこちらより、ご覧いただけます。
画像をクリックするとページが切り替わります。
◎スタッフコーディネート
カバーオールといっても大き過ぎないとても着やすいバランスです。ウェッソンのようなカットソーやシャツに始まり、季節が進めばスウェットなどの上からも羽織りたい一着。自分でこれから育てていくのが非常に楽しみなおすすめのジャケットです。
コーディネートアイテム
●インナー Saint James(セントジェームス)
●パンツ RESOLUTE(リゾルト)
●靴 JOSEPH MALINGE(ジョセフ・マランジュ)
●インナー Saint James(セントジェームス)
●パンツ BARNSTORMER(バーンストーマー)
●靴 AURORA SHOES(オーロラシューズ)
●インナー Saint James(セントジェームス)
●パンツ BARNSTORMER(バーンストーマー)
●靴 GERMAN TRAINER(ジャーマントレーナー)
◎サイズ比較
Model:175cm/65kg Size:左から1,2,3となっております。
◎サイズ選び
サイズ表
サイズ表記 | 身幅 | 着丈 | 肩幅 | 袖丈 |
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0 | 約47cm | 約63cm | 約41.5cm | 約57cm |
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1 | 約51.5cm | 約67cm | 約45cm | 約59cm |
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2 | 約54cm | 約69cm | 約48cm | 約61cm |
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3 | 約55cm | 約71cm | 約49cm | 約62cm |
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4 | 約57cm | 約72.5cm | 約51cm | 約62cm |
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5 | 約59cm | 約73cm | 約52cm | 約63cm |
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※サイズには若干の個体差がありますので、予めご了承下さい。
※各サイズのはかりかたについては
サイズガイドよりご確認いただけます。
◎スペック&素材
カラー | BLEU DE TRAVAIL・NOIR FONCE |
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素材 | コットン100% |
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生産国 | フランス |
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その他 | 白色や淡色のものと分けて洗ってください。アイロンはあて布使用。 |
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洗濯表示 | |
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